2011年11月23日水曜日

ミネアポリスの秋のアートな午後

ミネアポリスのノースイーストの街がアートの街と呼ばれていることは知っていましたが、それが何故かは知りませんでした。今回、Whole Foods のイベント で知った地元スキンケアブランド "WorkerB" のトレードマークのデザイン、プリントを担当しているスタジオがあるビルディングでアート・イベント"Art Attack"があるというので出かけてきました。そのビルディングNorthrup King Building があるのがミネアポリスのノースイーストの街。このビルディングだけで190人ものアーティスト達がスタジオを構えているうえに、街のあちらこちらに似たようなアート・ビルディングがあるのが "アートの街" と呼ばれる由縁だったのです。

この1917年に建てられたレンガ造りのビルディングですが、もとはNorthrup King & Co. という種の会社が使用していた物。アートの前にこのビルディングに感動の私達。
レンガの壁とアルミが張られた重厚そうなドア。そしてフロアには贅沢にハードウッドが使われています。
おもりを利用して開閉する大きなドア。
古いエレベーターもいまだに使用されています。
でもちょっと怖い・・・。

私は作品よりも、どんな環境でアートが生まれているか・・・アーティストの製作現場に興味しんしん。アーティストのコレクション達。
これがWorkerBを担当しているスタジオの印刷機。かっこいい!

写真や絵画、コラージュに彫刻などありとあらゆるスタイルのアートに触れられるこのイベント。お買い物もできますが、製作しているアーティストと直接お話が出来るのも嬉しい。

アートについては全く素人の私達ですが、素敵なアーティストにめぐり会えました。Dean Luker 。ひと言でいうと”からくり人形”アーティスト。彼の奥さん、Ann Wood もアーティストです。
これは電動モーターで動く大仕掛けな作品。
ひとたび台の裏側にあるスタートボタンが押されると周りに居る人たちは皆、人形達の繰り広げる不思議な世界に引き込まれていきます。

この作品は、台の横に付いているハンドルを手動で回して動かします。
他のアーティストの作品も見なくては・・・と、いったんは彼らのスタジオを後にしたものの、どうしても気になって直ぐにまた舞い戻ってしまいました。

彼のアートの世界に引き込まれ、すっかり長居をしてしまった私達。仕舞いには彼を質問攻めに。一つの作品が出来上がるまでの製作過程から、からくり人形アートを始めるきっかけに至るまで、いやな顔一つせず私達の質問に付き合ってくれました。完成しているように見えて、実は彼の中ではまだ完成に至っていない部分があることなどなど・・・、おかげで面白いお話が聞けました。

春には他のアート・ビルディングを交えたアート・イベントがあるそうなので楽しみです。

にほんブログ村 海外生活ブログ アメリカ中西部情報へ
にほんブログ村

0 件のコメント: