タックス・マン

2月は28日と、ただでさえ短いのに、毎年早めに済ませたいアレもあってなんだかんだ忙しい月。アレというのは、インカムタックス･リターン。日本でいう確定申告です。

（一般的に）面倒くさがりの多いアメリカ人が、よくもまあ、こんな面倒なことを毎年毎年繰り返しやっているなんて私にとっては七不思議のひとつです。
最近ではコンピュータで書類をダウンロードできたり、タックス･リターンのソフトウエアを利用して申告できたりと便利になってきたとはいえ、まだまだエージェントを使って済ます人が大多数のようです。タックスリターンを取り扱うビジネスにとっては今が書き入れ時。何しろ莫大な数の人々がこの2ヵ月半の間にタックス･リターンを済ませなくてはいけないのですから。

そしてこの時期、私の通勤路で遭遇するのが”タックス･マン”！（私が勝手につけた呼び名ですが・・・）タックス･リターン・ビジネスの宣伝マン達です。あるときは星条旗柄の派手派手の衣装でダンスしながら道行く人々に手を振っていたり、またあるときはバトンを上手に操ってパフォーマンスしていたりと、とにかく目立ちます。この日のタックス･マンは吹雪の中、看板を持ってじっと宣伝に励む”自由の女神”。ご苦労様。

実は私、このインカム・タックスリターン、嫌いじゃないんです。ソフトウエアなど使わずに、IRS（アメリカ合衆国国税庁）のサイトにアクセスして、インストラクションを読みながらやるのが、ひとつひとつ謎解きしているみたいで結構楽しいんです。

タックス・リターンが楽しいのにはもうひとつ理由が。ミズーリからミネソタに引越ししてきた年のタックス・リターンで、余分に支払いをしなければならない羽目になった経験にこりごりし、それ以来、毎回のお給料で余分にタックスを支払うようにしています。余分に払っているのが初めから分かっているので、あとはひとつひとつ書類の空欄を埋めていくと最終的に出てくるのは・・・臨時収入金額ですっ！

早めにタックス･リターン済ませちゃってたので、余分に支払っていた税金がもう戻ってきました！わーい！

通称”タックス・マン”のパフォーマンスはタックス・リターンの締め切り4月の中旬まで続きます。


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