2014年3月31日月曜日

メープルシロップ採取イベント

近くのパークで行われたメープルシロップ採取のイベントに参加してきました。
まだ雪の残る春先の、最低気温が0℃以下、最高気温が5℃以上になる時期にメープルシロップ狩りが行われます。会場は家族連れでにぎわっていました。

まず、ガイドのお兄さんが、メープルシロップに関する知識を教えてくれました。メープルシロップ狩りは元々、アメリカンインディアンによって行われていたもので、シロップを入れておく容器の無かった当時は、水分をとばして固形化させていたんだそうです。

これが、当時のインディアンがシロップを煮詰めるために使っていた容器の模型。木の皮で出来ています。

焦げちゃうんじゃないかと心配していましたが、水分をとばすと見事に結晶化したシロップ。やさしい甘さのメープルシロップ風味のお砂糖が出来上がりました。

さあっ、みんなで林にシロップ狩りへ。外はまだ結構な寒さでしたが、ミネソタっ子は元気一杯。

カエデの木ならどれでも良いわけではありません。林に入ってシュガーメープルと呼ばれる種類のカエデを探します。葉っぱの形を見れば簡単に分かるカエデの木ですが、この時期には、木の皮の形や枝ぶりで判断しなくてはいけません。

これがシュガーメープルです。立派~。

シロップの採取の仕方ですが、先ずはドリルで5cmほどの穴を開け、

タップ(蛇口)を打ち込み・・・

容器を掛けておくだけ。
タップ用の穴は、木の幹の大きさによって1~3個程あけるそうですが、穴を開けすぎると木を死なせてしまうので気を付けなければいけないとのこと。

採取した樹液。この樹液の中に、糖分はたったの3% 。この状態で舐めても甘くないのです。昨晩は冷え込んでいたので、今日集めてきた樹液はまだ凍っています。
ちなみに、早い時期に取れる、独特の琥珀色がとても薄いシロップの方が、実は高級品なんだそうです。

後は、このストーブでゆっくりと水分を蒸発させたら出来上がり。450 mlのメープルの樹液からできるメープルシロップはなんとたったの10 ml!お店で売られているメープルシロップのお値段が高いのも納得です。
 

最後に、みんなで自家製メープルシロップをかけたパンケーキをいただきました。美味~。

さて、このメープルシロップ採取のイベントはミネソタのいろんな所で行われていますが、この時期が過ぎたらいよいよミネソタにも春の到来っ!・・・のはず。それでも、まだ寒い日が続くミネソタの3月下旬でした。

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